日記

Alt text ワークショップレポート(2016.11.6)「ゼロからつくる街の映画館」

福島県須賀川市市民交流センター準備企画「一緒につくる、考えるワークショップ」

かえりたくなる街のつくり方 vol.05 ゼロからつくる街の映画館

ワークショップシリーズ「かえりたくなる街のつくり方 vol.05」のゲストは、福島県白河市在住で、老舗和菓子屋「大黒屋」の4代目で代表を務めながら、2016年10月23日にオープンした白河市文化交流館「コミネス」の指定管理者として運営に携わっている古川雅裕さん。古川さんに出会ったのは、3年ほど前に東京で開催されていた映画の試写会で、共通の知人で映画監督の林弘樹さんを通じて知り合いました。古川さんは、とにかくエネルギッシュでまっすぐなひとです。情熱に突き動かされて活動している、そんな印象は出会った頃と今も変わりません。

ワークショップタイトルは「ゼロからつくる街の映画館」。

“映画”を切り口に、ゲスト古川さんが活動してきた内容を伺いながら、ワークショップで生まれたアイディアを形にして、これからできる市民交流センターで実現できることを目指しました。前半は、古川さんがプロデューサーとして関わった映画「トテチータ・チキチータ」のメイキング映像や、白河で運営していた公共の文化施設に、神戸のシネコンから椅子を譲りうけて映画が観られる環境を作ったことについて、映像を交えながらお話してもらいました。


 

もともと映画化が進められている中、震災が起こり、企画が潰れかけていた時に古川さんのところに相談の話が持ち込まれた作品が「トテチータ・チキチータ」。震災からまだ三ヶ月。それでも「トテチータ・チキチータ」の脚本を読んで、映画に関わろうと、古川さんの心を突き動かしたものは「故郷への想い」。

古川さんが監督に出した条件は2つ。
「今回起きた震災を無視しないでストーリーの中に、震災の福島を入れてもらいたいこと、そして福島全土で映画のロケを行って“福島の映画”を作りたいと伝えた。クランクインするまで三ヶ月もない状況の中で、映画の制作費は、仕事を受けたその日から、国、県、市、その他あらゆるところを走り回りなんとかした。とにかく、海外に向けて、福島は下なんか向いてないってことを伝えたかったし、福島の光を映画を通して伝えたかった。和菓子は千人に伝えたいと思ったら、千個作らなくちゃいけない、1万人だったら1万個。でも、映像は多くの人に伝えられるツールとして元々感じていた」と話してくれました。

映画館がない街、白河で、文化センターなどの公共施設を利用して映画を観ることができる環境を作ろうと、市民創造映画館プロジェクトとして、白河シネマパラダイス運営委員会を立ち上げた古川さん。

「10万人いかない都市で映画館を作るのは難しい。地方だから観られないっていう理不尽さが嫌だった。だから、待っていてもできないなら、ビジネスじゃない方法で映画を観られる環境をどうにかして作れないかを考えた」と話してくれました。映写機は神戸の閉鎖した映画館から譲り受け、最初は、スクリーンは布にアイロンをかけたもので代用したとも。
古川さんの情熱が色んな人を巻き込んで可能な状況へと変化させていったことが、前半のトークから知ることができました。

後半はグループワーク。

グループワークでは、須賀川市内や市民交流センターの近辺には映画館がない状況から、今持ってる課題とその改善点(アイディア)を考えました。
課題には、交通の便や立地のほか、映画を伝える内容や告知手段の工夫が必要との声も。また娯楽が映画だけではなく、インターネットの利用によって興味の幅が出てきたという現実もあるという意見も出ました。また駅前に活気がないから人が来ないと言う根本的な意見については、ゲストの古川さんから「駅前に人がいないのは白河も同じ。それで映画館がなくなってしまったと思う。でも成り立たないからなくてもいいと言うのは嫌だから僕はやり続けている。今度新しくできる市民交流センターも、少し前までは誰もできるなんて思わなかったと思う。でも素晴らしい機会があった。最初にできる理由、できない理由ってどこの地方都市も同じ。月に一回上映するって決めたら、沢山ある映画作品の中から光り輝く1本をどんな内容で選ぶのかも面白いし、どう知らせるのかを考えるのも大事だと思う」とアドバイスも。
アイディアには、須賀川で開催されている「すかがわ国際短編映画祭」と連動した映画の企画や、世代ごとに興味ある映画は違うため上映時間を分けたり、一箇所だけでなく二箇所で上映できる環境を作るなどの案や、学生が作る映画を上映する提案も。また街中にある空き家を利用して街中の活性化を目指すなど、市民交流センターの中だけに留まらないアイディアも沢山出ました。

投稿者: 

stillwater

投稿日: 

2017/2/2

Alt text 鉄骨進捗

鉄骨建方はどんどん進みます。

出来るだけ進捗報告していきたいと思いますので、

みなさま、よろしくお願いします。

 

 

 

 

投稿者: 

畝森泰行建築設計事務所 小島 衆太

投稿日: 

2017/2/2

Alt text 現場進捗

工事も進み、敷地外部から鉄骨がみえてきました。

これからどんどん形がみえるようになってきます!

写真は鉄骨立て方の状況です。

 

投稿者: 

畝森泰行建築設計事務所 小島 衆太

投稿日: 

2017/1/22

Alt text 愛称決定!

 

このたび、市内外からお寄せいただきました1,317件の作品の中から市民交流センターの愛称を「tette(てって)」と決定しました。今後は広くPRし、愛称の定着を図ってまいります。

<提案者>

氏名 箭内富子(やないとみこ)さん

住所 須賀川市古舘

<提案理由>

「Hand to hand-手と手」から、誰でも言いやすく覚えられるように、また幼児語の手の意味「てって」からとりました。みんなが手と手つないで、笑顔あふれる様にと想いを込めました。また、コンセプトの人が手を寄せ合うイメージにも合うと思います。

<選考理由>

短い言葉の中で巧みに市民交流センターの設計コンセプトである「様々な人が手を寄せ合う姿」を表現しており、また、小さな子どもからお年寄りまで発音が容易で、やさしく覚えやすい語調の愛称であり、とても好感が持てるものです。

見た目にはアルファベットの「t」と「e」のみで構成される字面(じづら)が印象的で、たくさんの人の目に触れる施設のロゴマークや、記述された文章の中でひときわインパクトを持って輝くものと思われます。

 

全国各地から1,317件ものたくさんの愛称をご応募いただき、本当にありがとうございました。

「tette(てって)」をよろしくお願いします。

市公式ホームページではより詳しくご紹介していますのでご覧ください。

→須賀川市公式ホームページへ

投稿者: 

整備室

投稿日: 

2016/11/29

Alt text 交流センター現場より

手前側が地下1階基礎工事(鉄筋・型枠)中です。

向側が基礎工事中です。寒さも厳しくなってきました。

健康に十分注意して頑張っております。

2~3ヶ月後には地上へと鉄骨始まります。

投稿者: 

三井住友・三柏JV

投稿日: 

2016/11/2

Alt text 11月6日(日)開催!「一緒につくる、考えるワークショップ」かえりたくなる街のつくり方 vol.05 ゼロからつくる街の映画館

 

「一緒につくる、考える」ワークショップとは?

図書館や公民館などの生涯学習をはじめ、キッズパークなどの子育て支援などの機能をもつ複合施設『須賀川市市民交流センター』の開館後(2018年予定)の具体的な利用方法について想像を巡らせ、皆さんの毎日がより充実していく道すじを一緒に考えていくことを目的としています。

 

今回で第5回目の開催となりテーマは「映画」です!

須賀川市市民交流センター準備企画「一緒につくる、考える」ワークショップ

かえりたくなる街のつくり方  vol.05  ゼロからつくる街の映画館

 

形にすることは、“いま、動き出すこと”でした。

「物心ついた時から、幼い頃の遊び場は映画館だった」と話してくれたのは、白河市在住で和菓子「大黒屋」代表や、NPO法人カルチャーネットワーク副理事長を務める古川雅裕さん。

映画館のない街、白河で、文化センターなどの公共施設を利用して映画を観ることができる環境を作ろうと、市民創造映画館プロジェクトとして、白河シネマパラダイス運営委員会を立ち上げたのは2004年です。まちに映画が観れる場所をつくったことで、古川さん自身や市民のひとたちの生活はどのように変化したのでしょうか?古川さんがプロデューサーを務め、福島県全域をロケ地として撮影を行った映画「トテチータ・チキチータ」の制作現場のお話や映像も交えながら、須賀川市市民交流センターでできることをみんなで話し合いましょう。

 

日時:11月6日(日)13:00〜16:00(受付時間12:40)

場所:牡丹会館多目的ホール(須賀川牡丹会館内・須賀川市牡丹園80-1)

定員:40名(参加費無料)*申込締切は10月31日(月)*定員になり次第締切とさせていただきます。

対象:高校生以上

ゲスト:古川雅裕(株式会社大黒屋代表取締役、NPO法人カルチャーネットワーク副理事長)

主催:福島県須賀川市

企画運営:株式会社スティルウォーター

協力:株式会社石本建築事務所、畝森泰行建築設計事務所、アカデミック・リソース・ガイド株式会社

 

●お申し込み・お問い合わせ

電話、ファックス、メール、のいずれかの方法で、「氏名、年齢・学年、学校名(任意)、参加人数、住所、連絡先(当日ご連絡がとれるもの)」をご連絡の上、お申し込みください。

須賀川市市民交流センター整備室

TEL:0248-88-9183(電話受付9時〜17時)

FAX:0248-72-9845

E-MAIL: kouryu@city.sukagawa.fukushima.jp

 

<ゲストプロフィール>

古川雅裕(株式会社大黒屋代表取締役、NPO法人カルチャーネットワーク副理事長)

1961年白河市生まれ。明治大学卒業後、都内の和菓子店で修行。白河に戻り、家業の和菓子「大黒屋」を継ぎ、4代目社長となる。同店は1907年(明治40年)創業。その傍ら、白河シネマパラダイス運営委員会を立ち上げ、会長を務める。また、フィルム・コミッショナーとして映画撮影の支援活動も行う。また、フィルム・コミッショナーとして映画撮影の支援活動も行う。2016年10月23日にオープンする白河市文化交流館の指定管理者として運営に携わる。

 

 

投稿者: 

stillwater

投稿日: 

2016/10/12

Alt text 市民交流センターの愛称募集を締め切りました。

7月15日から受け付けを開始した愛称募集は8月31日で締め切りとさせていただきました。

全国から1317件もの応募をいただきました。写真はおハガキやFAXなどによってお寄せいただいたものの一部です。

また、作品の応募に添えて、たくさんの応援メッセージや、交流センターに寄せる期待のお言葉をいただきました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

今後は作品の選考を進め、今年中を目標に交流センターの愛称を決定します。

どんな愛称がつけられるのか、もう少しお待ちください。

投稿者: 

整備室

投稿日: 

2016/9/26

Alt text 交流センター現場より

8月31日全景写真(土工事中)

投稿者: 

三井住友-三柏JV

投稿日: 

2016/8/31

Alt text 管理運営協議会を開催しました。

市では、市民交流センター開館後の管理運営について、市民参加による施設の運営を目指し、有識者や関係団体の代表者、公募市民などによる「管理運営協議会」を設置し、7月14日には、第1回の協議会を開催しました。会議では、開館時間や休館日などについて活発な議論が行われました。

今後も、施設の管理運営方法について具体的な検討を進めていきます。

   

会議に先立ち、橋本市長より協議会委員20名に委嘱状が交付されました。協議会の開催概要については、随時、市ホームページにて公開してまいりますのでご覧ください。

市ホームページへリンク

投稿者: 

整備室 増子

投稿日: 

2016/8/23

Alt text ワークショップレポート7.18「オトコトバヅクリ」 ─ "音"と"言葉"でつくり出す場 ─

「一緒につくる、考える」ワークショップレポート
かえりたくなる街のつくり方vol.04 
オトコトバヅクリ  "音"と"言葉"でつくり出す場 

新しくできる市民交流センターには、音楽や演劇ができるホールや、楽器が演奏できるスタジオ、ダンスや、ものづくりをするアトリエ、キッチンスタジオ、写真や絵が好きなひとは自分の作品を展示することができる場所があります。学校以外の場所でも、好きなことに熱中したり、友だちと一緒に活動する場があります。これからたくさんの活動をし経験を重ねていく須賀川の若者ものたちに、市民交流センターを知ってもらい沢山利用してもらいたいと考え、今回のワークショップでは、中学生と高校生を対象に募集をかけました。

ゲストは、児童演劇を中心に世界各地で舞台演出を行い、時には自身も舞台に立つ大谷賢治郎さんと、ミュージシャンのプロデュースや映画音楽、絵本の制作など様々な分野で活動している音楽家の青柳拓次さんをゲストに迎え、プロの演出家と音楽家と一緒に、自分の中にある言葉と音をつかって詩をつくり、みんなでひとつの作品をつくりあげるワークショップの始まりです。

前半は、大谷さんのかけ声に合わせながら会場全体を参加者全員が自由に歩きまわり、身体の緊張をほぐしていきます。自由に歩きながら、自分以外の二人を意識して三人で三角形の状態をつくるようにして歩くなど、自分の身体の感覚を研ぎすまし、自分と相手の距離を調整していきます。身体を動かしていくとみんなの表情に笑顔が出てきました。身体と心の関係って本当に不思議です。次は言葉の遊び。言語行為論といって、言葉がもつ「音」と言葉の「意味」の両方を様々なコミュニケーションのシーンにおいて考えて使っていくワークです。出されたお題は、「ありがとう」と相手に言いながら、「行かないで」という気持ちを相手に伝えること。「ありがとう」の言葉からその気持ちが伝わったと感じた相手は一歩下がります。これは難しい。「本気で言ったら悲しくなっちゃう」との声も。

音楽家青柳さんによる「オト」のワーク。私たちスタッフや市の職員の方々も全員、参加者の高校生たちの中に入って、みんなで手を繋ぎ大きな輪をつくります。目をつむって、最初は声にならないくらい小さな声で、少しづつ、だんだんと、大きな声を出していきます。声を出す自分の胸の振動と相手の振動が繫いでいる手から伝わってきます。みんなの声が渦を巻いて天井に登っていくような不思議な感覚。


それから3パートに分かれて、スキャットという世界中の部族や民衆特有の意味をもたない詞をメロディに、身体でリズムをとりながら繰り返し歌い、みんなの声を重ねていきました。意味をもたない言葉を繰り返し歌い続けていると、「私」という個人から「オト」が前に出ていき、みんなの「オト」になっていく感じ。個人が消えて誰のものではない「オト」になる感覚といったらよいのでしょうか。ポジティブで優しい気持ちに包まれる時間でした。

オトとコトバのワーク:みんなで詩をつくろう


テーマは「あの日」。「あの日」と言われて思い浮かんだ、「風景」「色」「音」を手元に配られたカードに書きます。書かれた紙は一度集められシャッフルされて、再び配られました。手元には、自分ではない誰かの「あの日」の「風景」、「色」、「音」で詩をつくるワーク。

最後は、青柳さんのギターとスキャットのメロディーをみんなの歌声にのせて、参加者25人の「あの日」を朗読しました。誰かの「あの日」が、みんなの「あの日」に変っていく体験。

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「みんなひとりひとりが書いたあの日を全部ばらばらにして、みんなが自分の文章で書いたそこに、ひとりだけじゃない、ほかのひとの気持ちも入っていたのが感慨深かった」(参加してくれた高校生の感想より)

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ワークショップの記録映像は下記サイトよりご覧いただけます(撮影:星野有樹)

https://youtu.be/c5Zij6vJ5wgb

25人による詩「あの日」

オト:青柳拓次・参加者全員/コトバ:大谷賢治郎・参加者全員

「あの日」
キラキラとした星空にきれいなピンク色の桜が散っていた

「あの日」
夏休みに海に行った。夕方、だいだい色に染まった海を見ていると、海岸のどうくつからゴォー...っという音は聞こえてきた

「あの日」
私たちと共にあった大好きな青色の海は沢山のものをガッシャンと音をたてて壊していった。

「あの日」
きりがかかった湖を不安の色がそめた時、背後の森がざわざわと音を立てた。

「あの日」
大地震が起き、物やガラスがガタガタになり水色にのまれていった。

「あの日」
夜の海、空には灰色の雲、さざなみと虫の声だけが聞こえる。

「あの日」
「静かだ」「なんて静かなんだ」「暗くて何もきこえない」あるとすれば、「サー」という頭の中の音、窓の外は遠くまで青一色の中に雪がまう。これは世界が終わりをつげた、ふぶきのなのかもしれない。僕は静かに目をとじだ。

「あの日」
あの日、ゴゴゴゴゴゴと音がしたと思ったら、周りはがれきや海水そして私は得体の知れないものに包まれていた。夕日がオレンジにそれをてらして、目の中にピンクの線香が走った。これが世界の終わりだ。

「あの日」
あの日、ザザザザとなまり色の海が僕の前に迫ってきた。僕はその重たい海から逃れるように子供と自転車に乗った。そして家に帰った。

「あの日」
「入学式」と書かれた看板の横で君はうれしそうにクルクルとはねた。今の私にはないすんだオレンジの瞳をした君。

「あの日」
水族館で開かれたショー。野外で行われたそのショーはセミのミーンミーンという音。人の声、青く透き通った水の音で会場を包んだ。

「あの日」
5年前しんしんとしたふいんきの中で岩瀬支所の窓から見えた一面のひまわり畑とみずいろ(青)の空がすごーくきれいですがすはしかったなあ〜。

「あの日」
ザザザと青い波が高くうちよせ、白い雲は小さく浮かんでいた。

「あの日」
静寂の中に立つ発声の音が青く光る畑の中に響いた。

「あの日」
ゆうやけの色が真っ赤できれいだった日の、夜の星空は寒天の星がかがやき、森のむこうからミーンミンミン
ミーンミンミンとせみの声。まだまだ夏はまっただ中だ。

「あの日」
いつもと変わらない海だった大きな地震のあとに黒い波が押し寄せてきた。心臓の音がドキドキした。あの恐ろしい日は忘れない。

「あの日」
夏の空は、今まですみきっていたのに、突然、空が灰色に変わり、ザーザーと雨が降ってきた。

「あの日」
海と島の見える海岸。天気は晴れ。空は青く晴れわたる。子どもがちゃぷちゃぷ泳ぐ夏の日。

「あの日」
まわりの女子がザワザしている。夜の体育館で練習しているあいつ。なぜかあいつの汗は銀色に輝いて見えた。

「あの日」
夜の高速道路。車の流れが「しゅー」と続く中、トンネルの「照明灯のオレンジ色」を抜けた先に海の夕日が拡がる、あの日。

「あの日」
深い青色の空の下、中学校の校庭でリレーをして、ザザザッズサーと転ぶ音がした。

「あの日」
君と公園で遊んだ日。だいだい色になるまで親の迎えがくるまで楽しんだ。2人をそっと包むようにさらさらと風が吹いた。

「あの日」
ぼくは、しゃくねつのグラウンドにひとりでいた。そう、高雄日本人学校のグラウンド。しゃく熱、熱い、「ぐわっ...」ひとりさけんでいた。そこはしゃく熱の台湾。真っ赤な高雄日本人学校。

「あの日」
浜辺に向かってサクサクという砂を踏む足音をたてて歩いていた。海はサーっと音を立て振り返ると、空色だと思っていたが気付いたらオレンジ色のゆう日にかわっていた。


撮影:星野有樹

 

 

 

投稿者: 

stillwater

投稿日: 

2016/7/27

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